甲虫雑感録107版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



イツホシテントウダマシ  11/04/12
体長2.7ミリ。見たことのない紋様なので未採集種かと喜んだが、じっくり眺めると上翅後部2黒斑の拡大した個体ではないか。
イツホシテントウダマシ  07/05/15
斑紋比較のために過去画像を並べる。他に10/09/21にも得られている。
マツトビゾウムシ  11/04/11
体長6.4ミリ。驚いたのはゾウムシらしからぬマイマイカブリみたいな鋭い大アゴを備えていたことである。もっとも撮影時には片方が落ちてしまったが、ネット情報によると、いづれ抜けてしまうが羽化直後にはこういった大アゴが存在するという。不思議
カラフルなハネカクシ  11/04/10
体長3.4ミリ。
ヒメテントウの一種  11/04/10
体長1.4ミリ。ハレヤヒメテントウにしては上翅端が赤くないし体長が異なる。他にこの色彩のパターンに該当はないような・・・。
余震による停電  11/04/08
4月7日23時32分最大の余震が発生した。盛岡で震度5強、勤務先の矢巾町では震度6弱と本震と変わらぬ強い揺れだった。直後に停電。灯油ランプを点ける。停電が回復したのは15時間後だった。
カモシカ糞?  11/04/07
カモシカの糞だと思うが真っ黒。下の糞が砕けてソボロ状に、そして奥のほうからマグソコガネらしき強い光沢の甲虫がが見え隠れする。
マグソコガネ?  11/04/07
体長4.9ミリ。日本産コガネムシ上科図説第1巻食糞群<普及版>を手にしているが、マグソコガネなのかエゾマグソコガネあるいはニセマキバマグソコガネなのか、まったく判断できないでいる。
マグソコガネ? 
前胸点刻の粗さとか小楯板付近に違いが現われるようなんだけど・・・。
ウスモンツヤゴミムシダマシ?  11/04/07
体長5.0ミリ。昨年4/6の個体と同じだと思う。うっすら緑系の金属光沢を放つ。図鑑によるウスモンツヤゴミダマの体長は3.5〜4.0ミリと一回り小さいので別種か?。
コクロチビシデムシ?  11/04/06
勤務施設の白い外壁に張り付いていたヤツなので汚くない。体長約3ミリ。黒いから・・・と曖昧な根拠。
触角拡大  11/04/06
チビシデムシ類の触角は第8節が極端に小さいことが多い。
ケマダラムクゲキスイ  11/04/05
ケヤキ樹皮下から。体長2.7ミリ。ムクゲキスイムシ科のようだが日本産ヒラタムシ上科図説2にも該当種がなくお手上げだった。著書の平野さんに連絡したところケマダラムクゲキスイの斑紋のはっきり現われた個体とのことであった。
ケマダラムクゲキスイ  11/04/05
前胸には丸のみで削ったような彫りがある。
ヤマトネスイ  11/04/04
体長約4ミリ。通常、上翅の中央と翅端が黒くなる。国産のネスイムシ科において斑紋を有するのは唯一本種だけで間違えることはないが、たまに斑紋のない個体も存在するそうで注意が必要。
触角  11/04/04
はっきり境界面が判らないが、球桿は2節から成り立つ。
ヒメヒラタハネカクシの仲間?  11/04/04
体長約4ミリ。トリケラトプスを連想させる異様な突起はヒラタハネカクシ属に違いないが、上翅端が赤くなる特徴はヒラタハネカクシ、ヒメヒラタハネカクシ、セミゾヒラタハネカクシとも一致しない。
ヒラタハネカクシ  11/04/10
体長約4.8ミリ。比較用に同じ属同士を並べる。
オオヒラタハネカクシ  11/04/15
体長約5.8ミリ。属は異なるが一応比較用。倒木の樹皮下に隙間の広さ次第なんだろうけど大量に集団でいることがある。
河川敷  11/04/02
大きな川の河川敷は何年か経つと木が乱立しブッシュが形成される。雑草の生えていないこの時期は 中に入っていけるので倒木を中心に見てまわる。
ハネカクシ  11/04/02
体長4.6ミリ。朽ちた倒木から。前胸に3対計6個の孔が特徴がある。
不明種  11/04/02
体長3.4ミリ。エゾヒメゾウムシあたりが近いようだが、体色や前胸の点刻の密度が異なるようだ。
側面像
ムネスジキスイ  11/04/02
体長1.6ミリ。甲虫雑感録92 (10/04/19)にケナガマルキスイの近似種?としたのも当種と思う。 上翅中央前を横切る黒紋のほか側方、翅端付近にも黒紋がある。 前胸側縁は不規則なざらつきがある。
ツツキノコムシ科  11/04/01
体長約2.2ミリ。裏山の切り株に縦に重なったカワラタケから。種名が判明しないのでいつもパスするツツキノコムシ。この個体は上翅端に赤褐色のまだら紋が浮かび上がる。
ホソキヒラタケシキスイ  11/03/31
体長約3.5ミリ。チョコレート色の無斑紋や淡色の2斑紋が付くこともある。また、淡色の4斑紋や逆に淡色ベースに4濃色紋など、いろいろなパターンすべてがこのケシキスイだという。
ホソキヒラタケシキスイ触角  11/03/31
チョコレート色に淡色2斑紋の個体で、体形も↑上よりも細身だが同種だと思う。
ツノクモゾウムシ(♂) 11/03/24
ケヤキ樹皮下から。体長4.2ミリ。越冬中を無理やり起こすとシーズン中の俊敏なクモゾウムシから想像できないほど大人しい・・・気温次第なんだろうけど。
側面像 
最大の特徴、ツノクモゾウムシ(♂)には胸に対のツノがある。(前脚が重なって見えにくいけど)
ツノクモゾウムシ(♀) 11/03/24
同時に得られた越冬中の♀個体。


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