甲虫雑感録96版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



マツコブキクイゾウムシ   10/06/06
体長4.3ミリ。尻の形状がフタコブ形。
クロカレキゾウムシ   10/06/06
体長4.7ミリ。山地に産する種だけあって上翅後半の白斑紋が「山」の字をしている。
旧石鳥谷町盛岡南ゴルフ場付近   10/06/05
「!いる・・・」郊外の買い物帰り、車を走らせながらも新甲虫が隠れる雰囲気が感じ取れるようになった(ウソ)。車をとめゆっくり路肩のフキの葉上をルッキングする。結局捕れたのはガードレールに張り付くカミキリだった。
コブスジサビカミキリ   10/06/05
体長7.8ミリ。小枝に擬態しているといわれるカミキリ。実際は脚と触角をもっと隠し本体だけとなり、前後端が白いところは折れ口にそっくりか?。
   10/06/05
カミキリとしての形を優先させるか、擬態の形にするか迷うが双方載せることにした。
アカマダラコガネ   10/06/04
残念ながら勤務施設駐車場アスファルト上でのカラカラ死亡個体であった。クヌギの自生もなく、樹液がほとんど期待できない地域だけに存在することだけで驚きだ。
ウスオビキノコケシキスイ   10/06/03
体長3.8ミリ。裏山の積み立て廃階段木材のところに飛んできた。 やはり菌糸の臭いにつられて来たのだろう。ウスオビカクケシキスイともいう?
クロホソゴミムシダマシ   10/06/03
体長5.8ミリ。裏山の切り株に開いたキクイムシの孔に頭を突っ込んでいた。体表面はすべすべしている。
不明種   10/06/03
体長8.5ミリ。開かない会合部、艶のないブロンズ調の前胸などモモブトカミキリモドキ♀とはどこか違う。
ムラサキヒメカネコメツキ♀  10/06/02
体長8.1ミリ。捕らえたときは、前胸がけっこう紫色を帯びていたため、肉眼ではキンムネヒメカネコメツキかどうか判断できなかったが、両者の決定的な違いは触角に現われると思う。
ムラサキヒメカネコメツキ♂  07/06/20
体長7ミリ。日付を見てのとおり3年前の画像です。これまでなんでお蔵入りしていたのか分かりませんが、♀が登場したこの機会に陽の目を当てる事にしました。
オパール光沢   10/06/03
一部のAmpedus属の前胸にはオパール光沢があるといわれる。これまでこの光沢の違いが理解できなかったが、あるときアカハラクロコメツキの前胸に直射日光があたっとき虹色に輝いて見えた。このことか・・・納得。
ナツグミシギゾウムシ   10/06/03
上翅中央やや後ろに会合線をまたぐ丸形の白斑紋だけが根拠。
不明種 10/06/02
体長3.5ミリ。ジョウカイ類は同じ形態で別種という場合も多いが、この個体は該当する種が見当たらない意味での不明種。赤い前胸に縦のクロスジが入る特徴を持つが、クロスジがないとしても判らない。
追記:2002年に記載されたCantharis hereocharis ホタルジョウカイだそうです。情報ありがとうございます。
ヨコヤマトラカミキリ 10/06/02
毎年、6月上旬の短い期間に発生するようだ。
アカモンホソアリモドキ 10/06/02
体長3.5ミリ。張り出した頭部は前胸と同じ幅。触角の第8節あたりの2〜3節が黒ずむ。
アカホソアリモドキ♂ 10/06/02
体長2.5ミリ。上翅に淡色の4紋を持つが♂は不鮮明なことが多い。上翅に陥凹を持つのはこの種♂だけの特徴だが、後翅が普通にあるとは思えない・・・あれっ?アリモドキ科は飛べないんだっけ?
セマルタマキノコムシ 10/06/01
体長2.5ミリ。体高があり、ずんぐり大きく見える。
正面像 10/06/01
触角の形が見る角度によってまったく異なる形に変化する例。
ゴマフカミキリ 05/06/01
過去に登場した5年前の画像。樹皮とまぎわらしく同化し、動かないと分からないほど。
ゴマフカミキリ 10/06/01
積み重ねられたコナラ伐採木などに普通にいるカミキリ。樹皮に溶け込む斑紋から地味なイメージがあったが、よく見ると意外にも派手なデザインの模様をしている。黒と思われていた色は濃灰色との2色に分解でき、肌色の房毛と微妙なグラデーションを形成してる。
峠に向かう途中 10/05/31
途中で車を停めて採集するも自由だが、じかんが限られるため停車したところで終わる場合が多い。よい甲虫に出会えるかどうかは偶然に負うところが大きいが・・・。
カラカネハナカミキリ 10/05/31
見かけるのは紫の上翅個体がほとんど。カラカネとは唐金つまり唐から来た金属・・・青銅を指します。青銅というと銅の錆、ロクショウの緑とか青を連想しますが、本来の青銅はスズの含まれる割合で新10円玉の銅色から白金色に変化します。カラカネ色とは色ではなく、このでき立ての「金属メッキ」状態をいうのではないかと思うのですが。
ヘリアカナガハナゾウムシ? 10/05/31
赤色をはがれる小片が蔽っている?。
キクスイカミキリ 10/05/30
体長10.7ミリ。カエデの葉を叩いたら落ちてきた。5年ほど前に目撃撮影失敗して以来2度目のご対面。逃げられて悔しい思いをしたのがきっかけで、一旦捕獲して撮影することを考えつく。
カクムネベニボタル系♂1   10/05/29
ベニボタルは前胸の彫り模様が種ごとに違っていて、その彫刻?から種が判明するなどといっておりましたが、そんなに単純ではないようです。似たようなのがたくさんいて混乱し、分からなくなります。
カクムネベニボタル系♂2  
ベニボタルは前胸の彫り模様が種ごとに違っていて、その彫刻?から種が判明するなどといっておりましたが、そんなに単純ではないようです。似たようなのがたくさんいて混乱し、分からなくなります。
カクムネベニボタル系♂3  
ベニボタルは前胸の彫り模様が種ごとに違っていて、その彫刻?から種が判明するなどといっておりましたが、そんなに単純ではないようです。似たようなのがたくさんいて混乱し、分からなくなります。
ダイミョウコメツキ♀   10/05/29
体長10.7ミリ。雌雄とも花によく集まり、少なくとも東北地方では普通に分布する種で・・・(秋田県のコメツキムシより)。そんなに多いかなぁ?
マルハナノミの一種   10/05/29
体長2.7ミリ。チビマルハナノミ属。体は卵型、触角第1節の大きさは他の節とあまり変わらず、第3節は第2節よりやや長くて、雄は分岐を出さない・・・とある。
マルハナノミの一種   10/05/29
体長3ミリ。卵型とはいえないが、これもチビマルハナノミ属。
ドウガネヒラタコメツキ   10/05/29
体長10ミリ。すこし紫を帯びる光沢を放つ上翅。
チビホタルモドキ   10/05/29
体長4.8ミリ。フキの葉上にて。
ノミゾウムシの一種   10/05/29
体長3.3ミリ。斑紋変異の多いというニレノミゾウムシあたりか?
側面像  


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