甲虫雑感録95版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



八重桜   10/05/28
雨で桜の落花がはやまったようだ。
初ジョウカイボン   10/05/28
雨を避けるため葉裏に隠れるジョウカイボンを見つけた。
歯状突起   10/05/28
ジョウカイボン♀の前中符節の爪には歯状突起がある。この歯状突起の有無で雌雄や他ジョウカイ種の重要な手がかりになるというが、これがなかなか写せない。爪が開いた状態で、なおかつ斜めから覗かないと見れないのだ。
栗山  10/05/27
早春、ケヤキの樹皮はがしでよく訪れた場所。栗の花の時期にはまだ一月も早い。
ヒゲナガウスバハムシ♂  10/05/27
大きい複眼は♂だけの特徴か?。ルリウスバハムシと似ているが♂の触角第2、3節比で判別できる。
ハナノミの一種  10/05/27
体長5.5ミリ。ウスチャの体色に縦に引っかき傷のような模様がある。
ナガトビハムシ  10/05/27
上翅の色が黄褐色から真っ黒までいろいろな個体が存在する。
フタスジヒメハムシ  10/05/25
体長3.5ミリ。大豆の害虫として有名。
アオバナガクチキ  10/05/25
体長8ミリ。裏山は伐採した材を埋めて階段に仕立てているので朽木の発生量?も半端ではない。当然アオバナガクチキもよく目にするが、緑光沢だけでなく真鍮光沢も併せ持つ個体もいる。
コガタクシコメツキ  10/05/25
体長7.9ミリ。豊富なクシコメツキ類から主に体長を根拠に選んだ種名で・・・確ではないが、叩き台として。ごみが目障りで申し訳ない。
道の駅「区界高原」  10/05/22
盛岡と旧川井村との境にあるから区界。標高700mくらいか?。こんなに高いのにJRの駅がある。 ムシ探しで来た訳ではないが、つい近くの草木に目がいってしまう。
キヌゲマルトゲムシ  10/05/22
体長5ミリ。舗装道路脇のイネ科雑草の葉先にしがみついていた。保育社甲虫図鑑2では北海道のみが産地となっているが、明らかに北東北にも生息しているという。これまでの奥羽山脈系だけでなく北上山地にも存在することが証明されたわけで、岩手県内全域に生息する可能性がある。
白い花の連続  10/05/23
志和稲荷神社から山王海ダムに向かう途中、セリ科の花だろうかこの時期、道路わきのいたるところで目にする。
メタリック蛾?  10/05/23
瑠璃色の金属光沢からセイボウ?と思って1枚シャッターをきったが直ぐ逃げられる。あとで画像をみると触角の形から蛾のようだ。
ケシツチゾウムシの一種  10/05/23
体長3.1ミリ。蕗の密集する坂道の石の裏に張り付いていた。上翅に目立った直毛が見られないことからイコマケシツチゾウムシとかケシツチゾウムシとも違うようだ。
タイコンキクイムシ  10/05/23
体長3.xミリ。河童のお皿みたいに頭頂部はに円形に凹み、その縁から茶髪の長毛が内側に向かって伸び、変化の乏しいキクイムシ科にあって独特の風貌を誇る。生活面でも養菌性キクイムシ類はとてもユニーク。養菌性キクイムシ類の親虫は,いずれもこれらの坑道の中で共生菌の培養管理,坑道内の清掃,換気,温度調整,雨水の流入防止,ダニ類の侵入防止などの作業を行い,幼虫が成虫になるまで付き添って世話をするという。
↑頭頂部拡大  10/05/23
アカコメツキ  10/05/21
体長11ミリ。この配色のAmpedus属はたくさん(10種位?)存在し、その中のどれか判断は難しいが、暫定的に最も普通種といわれるこの種名を当てはめておく。
アカコメツキ♀  10/05/2x
体長11.6ミリ。数日後に捕らえた個体だが、触角の長さの違いから♀と思われる。前胸のボリュームがわずかに異なるが雌雄差なのか別種なのか難しい。
クロマルハナノミ?  10/05/21
体長3.6ミリ。前胸側が黄色く縁取られることなく、真っ黒だ。かつて07/05/28判明?でコクロハナノミのシノニムか?などと取り上げたが、分からなくなった。
頭部拡大  10/05/21
コクロハナノミ(下)と比較すると触角の太さ。触角の生える位置。頭部の形などが違う・・・。
コクロハナノミ 
かつて07/05/28「判明」で使われた画像だが、比較しやすいように回転させてみた。
フタホシチビオオキノコ  10/05/21
体長3.7ミリ。前胸中央にある大きい2つの黒点は安定し変異がすくない。頭部は赤褐色で小楯板は黒い。
裏山階段  10/05/21
裏山には歩きやすいように細い丸太で階段が作られているが、直に地面に埋めるため2〜3年で朽ちてしまう。
ヒョウモンケシキスイ  10/05/21
体長約5ミリ。裏山の階段を上りきった辺りに、朽ちた廃丸太を積み上げている場所があり、そこにいた。落下防止として、たまたま持っていた厚紙を差込み、それが幸いしてgetできた。オニケシキスイ属らしい大きい頭部と肩部から急に窄(スボ)まる上翅。
ナガクチキの一種  10/05/21
脚が黒くないのでルリナガクチキではないと思う。アカアシナガクチキあたりだろうが解説に背面は金属光沢を帯びることもあるがけっして青くないとある。
オオキノコの一種  10/05/21
切り株に生えたキノコを下からのぞく。
ヘリグロベニカミキリ  10/05/21
飛んで来る甲虫を素手で叩き落すのは失敗する確率が高い。そこで厚紙を用意し裏山に向かう。標的第一号はこのカミキリだった。上翅後部にある対の黒点が特徴だが、ベニカミキリにも出現することがあるという。前胸周囲が微毛などで黒くなるのがヘリグロ種名の由来という。
サルゾウムシの一種  10/05/19
体長3ミリ程度。上翅の奇数間室は強く隆起するのでゴツゴツした感じ。光沢はなく、丸まると砂の中の大きな粒みたいだ。
側面像 
ケースに捕らえるとキイチゴサルゾウムシ同様、丸まり防御体制をとっているか、逃げ走っているかのどちらかしかなく、撮影に非協力的で苦労する。
フタキボシカネコメツキ  10/05/19
峠に向かうゲート付近、側溝をチェックしたあと谷側の蕗を見ながら車に戻る。途中、白いガードレールに独特の斑紋のコメツキが静止していた。体長約10ミリ。


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