甲虫雑感録63 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



parthenon  07/06/29
久々の雨・・・入梅以降、いや一ヶ月ぶりの本格的な雨で。施設の西には沼があり、その奥にはパルテノンと呼ばれるコンクリート製東屋がある。
ジンサンシバンムシ  07/06/29
同僚から自宅で小さい虫が大量発生して困っているとの相談をうけていた。提供標本からジンサンシバンムシの名が浮かぶ。この種は小麦粉、乾燥麺類、ビスケットなどの乾燥した植物質を好むので、これら食品の隔離が必要とのアドバイスを与える。
ヨツボシヒラタシデムシ  07/06/28
シデムシは動物の死体に群がる印象があるが、この種は樹上で蛾の幼虫を捕食するという。
アラメクビボソトビハムシ  07/06/28
長い触角。前胸の後半にくびれがある。
フタホシオオノミハムシ  07/06/27
盛岡最高温度31.1℃で、ことし3度目の真夏日。車で10分ほど走り高度をかせぐ。ノミハムシ亜科としては6〜7ミリと大型で、それほど逃げない性格もあり撮影しやすい対象である。
ヤマトニセクビボソムシ  07/06/27
体長3ミリ弱。アシマガリニセクビボソムシと異なり中脛節に特徴がない?。
アオバクチキムシ  07/06/27
光沢のないウスイロクチキムシと異なり金属光沢の上翅をもつ。
ナガハナノミの一種  07/06/27
体長4ミリ。頭を持ち上げると5ミリにのびる。
ケシキスイの一種  07/06/26
もともとケシキスイの体色は褐色系が多く黒は少ないが、さらに肩に紋のある種となると見当たらない。
マダラクワガタ(♀)  07/06/26
細い雑草の茎にしがみつくクワガタ最小の種。6月7日の♂に続く野外での発見は巣立ちの時期なのかも知れない。 拡大画像
入道雲  07/06/25
1週間ほど前に梅雨入りしたもののほとんど雨が降らない。蒸し暑い・・・。
ダイミョウコメツキ(♂)  07/06/25
昨年の初登場時は♀だったが、あらためて♂を紹介。触角以外に前胸に違いがある。
トビハムシの一種  07/06/25
強い緑の光沢、前胸にムナグロツヤハムシ様の突起がある。
ツマグロチビオオキノコ  07/06/25
ツマグロ部分の発達は少ないが 小楯板を囲む大黒紋と上翅前半にある対の小黒点は紛れもないこの種独特の特徴である。上のダイミョウコメツキと紋の位置が一致するのは面白い。
ハギキノコゴミムシ  07/06/22
雨後の積み上げられた伐採木をしばらく眺めていると数匹現れ賑やかに走り回っている。「もっとも普通種」扱いされてはいるがこれまで出会えなかった。
ヒトオビチビキカワムシ  07/06/22
上翅基部近くに淡色部がある。
ハムシダマシ(♂)  07/06/22
左右接近する大きい複眼と平たい触角先端部が未掲載種らしさを示していたがハムシダマシであった。 これまで♀しか見ていなかったことになる。
オビモンナガハムシ  07/06/21
上翅中央よりやや後方に黄褐色の横帯を装う。前胸の側縁中央部が強くくびれる。なお、6月12日記載の不明種はワモンナガハムシと思われる。両種ともおなじモモブトハムシ属でありどことなく似ている。
クリイロヒゲナガハナノミ  07/06/21
体長約5ミリ。会合線に沿って浅い溝状の凹みが走る。普段は頭部が胸部の下に隠れ、走るときなど頭を起こす。
ヒメカメノコテントウ  07/06/20
どこでも見かけるテントウムシだがチョコチョコ走り回り撮影しにくい対象でもある。今日、盛岡は最高温度31.1℃と真夏日を記録したが、ここは少し高地(200m位?)のせいか木陰は快適。
シリジロヒゲナガゾウムシ(♀)  07/06/20
♂は肥大した触角で有名だが、♀はすこし小さめ。
不明種  07/06/20
花上にてよく見るモモブトカミキリモドキ♀に似ているが瑠璃色光沢がない。
オオクロホソナガクチキ  07/06/19
コナラ倒木上にて。体長12.5〜21ミリ、とかなり大きい。保育社甲虫図鑑3にある「かなりふつう」表記にしてははじめて見る。
キバネマルノミハムシ  07/06/19
体長3.5〜5ミリとトビハムシ亜科のなかでは大きい部類。食相はネズミモチとのことだかこの樹木の分布は関東以西なので他の代替え植物が存在するハズ。ここ数日前より森との境界線付近の雑草によくとまっている。
ニセクシヒゲシバンムシ(♀)?  07/06/19
確かシバンムシ科に似たようなのがいたなと思い出す。しかし触角先端3節のみ内側に張り出した種が多く、こういった鋸状や櫛状の触角を持つ種はわずかしか載っていない。
ホソナガコメツキダマシ(♀)  07/06/19
毎年「不明種」扱いで登場する種。図鑑には♂画像しか載っていないが、ナガコメツキダマシ♂♀触角を参考にホソナガコメツキダマシの♀と判断した。
放置重機  07/06/18
今日も暑くエゾハルゼミの大合唱だ。施設の南西徒歩10分のところにある放置された重機。自然に侵食され朽ちる人工物。
軍配型ハムシ  07/06/18
近づく気配だけで葉の上から何かが落ちた。雉も鳴かずば撃たれまい...てーか。触角の開き具合が緊張バロメーターとして機能しているのが面白い。
不明種  07/06/18
雑草上にて。触角が結構発達している。頭胸部と小楯板が緑系メタリック、上司が光沢のある紺黒。
ダルマカレキゾウムシ  07/06/15
昨晩からの雨で草木が濡れているため、施設外壁のチェックだけにする。
マダラヒゲナガゾウムシ  07/06/15
体長約3ミリ。ヒゲナガゾウムシ科の頭部は種ごとに特徴的な顔をしているが、この種は地味な方か?
クロツマキジョウカイ  07/06/15
体長5ミリ弱。昨年まではまったくみられなかったが、なぜか今年は雑草の葉上でよく見る。
マダラホソカタムシ  07/06/14
森への入り口付近は、よく飛行中の甲虫が服に着地する。
チャイロホソヒラタカミキリ  07/06/14
雌雄に関係なく体色が青藍色と赤褐色2タイプ存在するカミキリ。カメラを向けるとぽとりと落ちたのでケースに収容して撮影した。
チャイロホソヒラタカミキリ  07/06/14
木肌の滑らかな巨木に上の画像の個体と共に張り付いていた。
ムラサキヒメカネコメツキ  07/06/13
体長約8ミリと小さいがタマムシを連想させる美麗コメツキだ。真鍮光沢の頭胸部と紫色の金属光沢をもつ上翅からこの種とした。
ダイミョウツブゴミムシ  07/06/13
葉上にいてゴミムシらしくなくあまり走らず、すぐ飛ぶ。
不明種  07/06/13
前胸に「ハ」の字の溝がある。体長約6ミリ。


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