甲虫雑感録61 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



ツツジトゲムネサルゾウムシ  07/05/24
ツツジの害虫。図鑑では体長1.7〜2.3ミリとあるが、もっと大きく3ミリほどにみえる。
ムネミゾクロチビジョウカイ  07/05/24
糸状の触角はぶれてよく写らなかったが、体長の1/2ほどの長さなので♀か。
ナガハムシダマシ  07/05/24
ハムシダマシのこの仲間は触角先端節だけが異常に発達するので体形の似通ったハムシやカミキリ類と簡単に見分けることができる。
チビマルハナノミ属  07/05/23
水辺の植物上にみられるマルハナノミ科。チビマルハナノミ属の体形は卵型。触角の第1節の大きさは他の節とあまり変わらず、第3節は第2節よりやや長く♂は分岐を出さない。
ムナキルリハムシ  07/05/23
体長5〜6ミリ。前回記載のときは側面像だったので再登場。食相はカンバ・ヤナギ類。
ヤマトヒラセクモゾウムシ  07/05/23
小楯板から会合部に沿った長い白紋のほかに後腹側板の2/3が黒色で後胸腹板にも 黒色部が存在する。
葉上ルッキング  07/05/22
今日は森の境目あたりの葉上ルッキング&撮影をした。普段みられない異常な甲虫密度を感じ、実質15分くらいの採集であったが、時間さえあればいくらでも数を稼げただろう。
アカホソアリモドキ(♀)  07/05/22
2.3〜3.1ミリ。上司に淡色の4紋を持つが♂では不明瞭な場合が多い。
ノミヒゲナガゾウムシ亜科  07/05/22
体長3〜4ミリ。 アカアシヒゲナガゾウムシやワタミヒゲナガゾウムシあたりが近いと思う。
ヨツモンクロツツハムシ   07/05/22
カシワゾウムシも側で撮ったし、食相がカシワとあるので乗っていた葉がそうなのかもしれない。
不明種  07/05/22
体長3.5ミリとルリマルノミハムシとおなじ大きさだが触角がまったくの別物。
ヤナギルリハムシ  07/05/21
ヤナギの若葉によく見られ、瑠璃色のテントウムシといった感じである。 トビハムシ亜科ではなかったんだ。
キバネホソコメツキ(♀)  07/05/21
♂と♀で体色におおきな違いがあり、♂は上翅より頭胸部が暗色である。春、山の花によく見る。
不明種  07/05/21
シルエットで暗色に写っているが実際はもっと赤っぽかった。体長約3.5ミリ、この画像一枚だけで逃げられてしまった。
ツマキアオジョウカイモドキ  07/05/21
黄色い翅端だけが着目されるが、パール粉をまぶしたエメラルドグリーンな体色は他にみられない美しい甲虫だと思うが・・・。
伐採木  07/05/18
施設から北に伸びる雪捨て用の道路に伐採したばかりの大木が無造作に放置してある。今日はここを重点的にチェックすることにしよう。
ドウガネツヤハムシ?  07/05/18
伐採木の傍らに小枝を含む葉っぱが山積みにされており、光沢のある小さい甲虫がたくさん確認できる。ドウガネツヤハムシみたいだが、すべて青藍色なのはなぜか?。
クビアカハナカミキリ  07/05/18
これも伐採木でなく葉っぱの方に静止していた。近づくまでベニベニボタル系に見えた。
ケシキスイの一種  07/05/18
体長約3ミリ。コナラの伐採木切断面につがいでいた。はっきりした斑紋があるが該当する種は判らない。キクイムシの羽同様、異常に長い後翅を持っているんだなぁ。
ヒサゴトビハムシ属  07/05/18
体長約2ミリ、このクラスのトビハムシ亜科は無理して同定してもおそらく間違っているだろう。
チャバネツヤハムシ  07/05/18
体長が5〜6ミリもある巨大なトビハムシ亜科。肩部から隆起のスジが特徴。前胸にムナグロツヤハムシと同位置にトゲが存在するのは紛らわしい
クロオビアシナガゾウムシ  07/05/16
アシナガゾウムシ類は種ごとに個性的な特徴がありわかりやすい。でも、ネットでほかの画像の確認ができなかったので不安も残る。
フタホシアトキリゴミムシ  07/05/16
新緑のこの時期は葉上にいる甲虫が見つけやすい。植物の種類にかかわらず、黄緑色一色で統一されているからだ。
イツホシテントウダマシ  07/05/15
当初、科さえ判らずお手上げ状態だったが、パラパラめくった保育社甲虫3巻が偶然にもテントウダマシのプレートで止まった・・・「お〜!これだ!」。でも10xとは拡大しすぎ?だろう。
不明種  07/05/15
体長約6ミリ。マルカブトゴミムシダマシあたりが近いのだろうが、しっくりこない。けっこう乾燥したアカマツの立ち枯れ樹皮下に4ミリの小個体とともに4頭かたまった状態で見つかる。どの個体にも角は見られない。
ミヤマメダカゴミムシ  07/05/15
施設の外壁にて、メダカチビカワゴミムシにしては紋様が無い不思議な個体がいることに気が付く。体長6〜7ミリ。大きく張り出した目。前頭に深い縦じわがある。山地の森林に住むという。
コクロヒラタケシキスイ  07/05/14
体長約3ミリ。倒木の樹皮はがしで見つける。てっきり、クロヒラタケシキスイの寸詰まり個体だと思ったが、前胸の形がまったく違うのでなんとなく不思議には感じていた。
キクスイモドキカミキリ  07/05/14
宮城、山形で採集記録がないというデータもあるので、東北ではわりと珍しいのかもしれない。
アオバノコヒゲハムシ  07/05/11
体長約5ミリ。「コガタルリハムシ・・・」と呟きながら手に取ったが、ルリテントウダマシにも似た不思議な雰囲気がある。前胸の形や腹部の縁が黄褐色であることなどからこの種であった。これだけ大きいのにこれまで気が付かなかったのは大量にいるコガタルリハムシと紛らわしいからか。
コキノコムシ?  07/05/11
下のオオキノコとおなじ多孔性キノコから得られた。孔に頭を突っ込んでいるので尻がわずかにのぞくだけだが、体長約2.5ミリの尻は針の穴程度。図鑑の紋様パターンとは一致しなかったが、これってコキノコムシ科だよなぁ。
キベリハバビロオオキノコ  07/05/11
地面に落ちている枝を拾い上げ、裏にはり付いたキノコを慎重に調べる。狙うは甲虫独特の光沢である。見つけたのは体長約3.5ミリのオオキノコ。
メタリック蛾  07/05/10
ミドリシジミやエゾトンボなど甲虫でなくともメタリックをまとうのは不思議ではないが、まさか「蛾」にも存在するとは知らなかった。施設の外壁にて。
不明種  07/05/10
地味な黒か茶系が多いキクイムシのなかで、特徴のある模様は簡単に判別すると思ったが、手元にある図鑑に該当する種は見つからない。
キベリチビケシキスイ  07/05/10
花壇にある臭いの強烈な花に甲虫類が集まっている。チビケシキスイのなかで前胸のサイドが褐色で縁取られる特徴を持つ。
チビマルカツオブシムシ?  07/05/10
鱗毛の取れ具合で斑紋が微妙に変化し、図鑑との照合に苦労する。ネットではヒメマルカツオブシムシの膨大な情報量と比し皆無に近い。
マルガタゴミムシ  07/05/09
どこにでもいるこのゴミムシは決して珍しくはないが、通常とは異なる瑠璃色個体が現れた。
ニホンサシゲマルトゲムシ  07/05/09
体長3ミリ前後。上翅間室に棍棒状の刺毛を有する。落葉層内で生活している。マルトゲムシ科になんで「トゲ」が付くのか、なんとなく分かる気がする。
↑裏面 
裏面にもトゲが散布されている。脚が収納される溝があり、緊急時は植物の種ソックリに変身するのか?。


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