甲虫雑感録123版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



樹液  12/05/02
裏山の散策路が今年も延長されている。一部の枠止めに切り株がそのまま利用されており、伐採された直後のようで樹液が滲み出ている。すこし白濁した樹液にはコゲチャケシキスイ、シラオビシデムシモドキなどがみえる。
ヤマトホソケシデオキノコムシ?  12/05/02
体長2.5ミリ。すばしこくてよく撮れない上に、種名にたどり着かないので何時もは積極的に捕らないヒメデオキノコ。細長い形はヤマトホソケシデオキノコムシに似ているが、尻が赤い記述は見当たらない。
アカホシクロヒラタケシキスイ  12/05/02
体長2.9ミリ。上の樹液から得られたケシキスイ。これだけはっきりとした斑紋があるのにネットで画像が見つからない。福井、栃木、神奈川、徳島などで採集記録があるようだ。
頭部拡大  12/05/02
体長2.9ミリ。ケシキスイらしい顔。
微小甲虫  12/05/02
体長1.3ミリ。これまで載せたケナガセマルキスイ (11/03/20)などとは明らかに異なる前胸
日本産ホソカタムシ類図説  12/04/30
届く。多焦点画像合成による旧ホソカタムシ科の本格的図鑑。同著者の青木淳一「ホソカタムシの誘惑」細密画とは違って写真は直観的で分かりやすいな。
ウスモンヒメヒラタホソカタムシ?  11/10/09
体長1.9ミリ。昨年クロモンヒメヒラタホソカタムシとして登場した画像だが、購入したばかりのホソカタムシ図鑑↑で詳細にみると体型的にはウスモンヒメヒラタホソカタムシのほうがピッタリとくる。
マダラチビコメツキ(黒タイプ)  12/04/30
体長4.1ミリ。庭の畑にて。一週間前に引き抜いた雑草を集めた塊を持ち上げ退けると、慌ててに四方八方に散る虫たち。オレンジ色でよく目立つマダラチビコメツキも多い。斑紋変化の激しい種として知られ、全体が黒の個体も存在するというがこれまで見たことがなかった。尻部にわずかに残る明部をヒントに、それに近いほぼ黒の個体とみた。
ホソケシマグソコガネ  12/04/30
体長3.2ミリ。畑にてよく見かける。
前胸  12/04/30
4本の隆条が横切り、基部に近い2本が中央部で途切れる。
後脚  12/04/30
後脚第1フ節が細長い。アイヌケシマグソコガネやセマルケシマグソコガネも同様の前胸をもつが、後脚第1フ節が短く三角形だという。
竜川  12/04/29
数年前の同時期に大漁の記憶があり、また来てしまったが時期早々のようだ。
コモンツツキノコムシ  12/04/29
体長3.1ミリ。他の画像にて触覚の節数が10節と確認できた。ツツキノコムシ科は触角が8〜10節と種(属)によって変わる。
ササマルキスイ  12/04/29
体長1.7ミリ。唯一緑の笹をたたく。
煙山ダム  12/04/25
発電機能はない農業用水専用ダム。水際に沿ってはしる道路の両側を見て回る。
ヒメマキムシの一種  12/04/25
体長2.0ミリ。笹の葉を叩いてえられる。
ツヤナガヒラタホソカタムシ  12/04/24
体長3.5ミリ&3.3ミリ。散策路が更に増えた裏山にて。切株に置いた石を持ち上げると雄雌なのか仲良く2頭並んでた。普段はスルーする種だがホソカタムシ図鑑を注文した直後のためか、じっくり手にとってみる。
ナガヒョウホンムシ♀  12/04/22
タイヤ交換をしたらこのヒョウホンムシがいた。乾燥に強いらしく長いことこの物置で暖かくなるのをじっと待っていたのだろう。さて、この虫の特徴でもある前胸の対毛房だが、折たたんだ前中腿節にそっくりで、脚が8本にも見えなくはない。蜘蛛にでも擬態する小道具かな?
オサムシ  12/04/19
昨日同様、隣接する山の斜面。樹皮が簡単にはがれる朽ちた倒木には、オサムシやキタカブリがたくさん越冬している。
ズマルハネカクシ  12/04/19
体長12.0ミリ。越冬中?朽ちた倒木の中から2頭連なって出てきた。ルリハネカクシ同様、凶暴さをアピールする威嚇のポーズを盛んにとりたがる。赤い腹節端が毒々しい。
デオケシキスイの一種  12/04/19
体長2.6ミリ。笹の葉に付いていた。昨年樹液に来ていたムネカドデオキスイだと思ったが一応確保。こうして並べて比較すると別物のようだ。
ムネカドデオキスイ  11/08/03
体長2.3ミリ。比較用の過去画像。


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