甲虫雑感録89版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



デオキノコムシの一種  09/09/14
体長2.5ミリ。ツブデオキノコ亜科では大きい方だと思うが、尾節を含めた体長なので乾燥標本にすると2ミリ程に縮むかも知れない。
デオキノコムシの一種  09/09/14
体長約3ミリ。これまた上翅の赤い巨大なツブデオキノコ亜科。
ヤマトエグリゴミムシダマシ(♀)?  09/09/11
体長約9ミリ。白く菌で表面が覆われ、内部まで軟らかくなった丸太を崩すとエグリゴミムシダマシ系甲虫が4頭塊で出てきた。ゴミムシダマシ特有の臭気が辺りに拡散するが、さほど嫌な臭いではなくなった。前胸の凹み具合からすると、すべて♀のように見えるが。
ヤマトエグリゴミムシダマシ(♂)?   09/09/11
体長約9ミリ。4頭すべてが♀とはなんか変だ。よく見ると微妙だが見る角度によって前胸の凹みが現われる個体がある。♂前胸の凹みが少ない種を探すとヤマトエグリゴミムシダマシ( Uloma excisa lewisi Nakane)が該当するようで、解説には♂の前胸背板の押圧部が浅く、瘤状隆起は弱く・・・とある。なお、この種は学名が同一なことから「オオエグリゴミムシダマシ」と邦名変更になった?可能性もある。
ハッカハムシ  09/09/10
体長約9ミリ。雨のため傘をさして施設の外壁チェックをする。前回は08/09/02、前々回は04/09/06だから出現はいつも同じ時期だ。紫灰メタリックの体色と裏側からブルーライトを当てたように見える金属光沢が眩しい。(前年のコピー)
モリモトヒメナガクチキ  09/09/09
体長約4ミリ。裏山に朽ちた小丸太が散乱しているところがある。日当たりが良いのでほとんど乾燥しているが、埋もれた部分は湿って白い菌糸が回りこんでそこに潜んでいた。アヤモンヒメナガクチキに似るが左右の中央紋は会合線で接し単一紋に見える。
トビハムシ亜科  09/09/07
体長約2ミリ。アヤメツブノミハムシあたりかな。
トビハムシ亜科  09/09/07
前胸の色が異なるが上翅の薄紋模様から同種だろう。
クロアシブトコメツキ(♀)?  09/09/07
体長約8ミリ。峠の舗装路にて。この体型で触角第3節から鋸状になるのはヒメクロコメツキかクロアシブトコメツキだと思うんだけど。
ドウイロチビケシキスイ  09/09/07
体長約2.5ミリ。形はムネアカチビケシキスイだが、体色がくすんだ茶色で光沢がある。
クロヘリヒラタケシキスイ?  09/09/07
体長約3.5ミリ。単純に上翅の端が黒いのでこの種名にした。
ヨモギハムシ  09/09/05
夏にもいないわけではないが、秋になるとがぜん多く現われる。オオヨモギハムシなどの未採集種ではないかと確認するがいつも徒労に終わる。
ツヤケシヒメゾウムシ  09/09/05
体長約3ミリ。フタコブの尻が特徴。無光沢の黒い体色。葡萄の害虫。
ミドリオオキスイ  09/09/05
09/05/24に「ミドリキスイ」と誤記載しておりました。早々修正しておきます。
メダカハネカクシの一種  09/09/03
体長4.7ミリ。カラカネツヤメダカハネカクシ(5.7〜6.3ミリ)に酷似するが体長が異なる。複眼間の凹みも浅い。
クロチビカワゴミムシ  09/09/02
体長2.5ミリ。ヒラタコミズギワゴミムシにも似るが峠の倒木上を走り回っていたことからこの種とした。専門的には上翅の条線の数で判るという。(クロチビカワだと4条、ヒラタコミズギワだと6条以上の条線を持つ)
クロハナケシキスイ  09/09/02
体長3.5ミリ。デオケシキスイ亜科において脚まで全体黒色というのは他に見当たらない。
上翅の模様  09/09/02
上の画像と同一個体だが、光線の具合で上翅に模様が現れる。
イチモンジカメノコハムシ  09/08/30
体長約8ミリ。種名に注目してみた。同属にルイスジンガサハムシが存在するが、それぞれ「カメノコ」と「ジンガサ」とに振り分けられている。また、大きさは異なるが外見がよく似ているセモンジンガサハムシも同様・・・。「カメノコ」と「ジンガサ」の違いとは何なのだろう?適当?
レロフチビシギゾウムシ  09/08/30
体長約2ミリ。十字の白紋は第4間室で途切れる。
キノコの甲虫  09/08/27
少し腐れ始めたキノコのヒダからはいろいろな甲虫がボロボロ大量に落ちてくる。ハネカクシが中心だがヒメタマキノコムシ系もけっこう落ちる。
ヒメタマキノコムシ系  09/08/27
体長約2.2ミリ。上翅の点刻列の有無などにより様々な種に分かれる。チャイロヒメタマキノコムシは点刻列を欠くスベスベの上翅。ウスイロヒメタマキノコムシは上翅に明確な点刻列があり、更にその間室にも点刻が存在する。オオヒメタマキノコムシは明確な点刻列はあるがその間室は無点刻である。    
モンケシツブチョッキリ  09/08/27
体長3.5ミリ。単色の多いチョッキリにあってこれだけはっきりした紋がある種は見当たらない。山地に産するという。
正面像  09/08/27
けっこう面白い顔をしている。
ウスイロゴミムシダマシ  09/08/25
体長約8ミリ。樹皮の取れた倒木に頭を突っ込んでいた。
立ち枯れに生えた白いカワラタケ  09/08/24
横からじっくり眺めると、待望のモンキナガクチキムシ♂がいた。
モンキナガクチキムシ(♂)  09/08/24
体長約11ミリ。長い脚と独特の触角。北日本の個体は第5節がより拡大するといわれるが、さほど差は感じられない。(1♂しか見てないが)
触角  09/08/24
独特の触角・・♂の第5節だけが扁平に膨らむ不思議、先端節だけが白いのはなぜ? など触角だけでも疑問だらけ。
シロテンハナムグリ  09/08/23
トマトとの関係はそれほど珍しいことではないようでネット検索では、けっこうヒットする。青トマトは甘くはないだろうが樹液の味に近いのかな?。


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