甲虫雑感録73版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



オオキバチビヒラタムシ  08/07/15
裏山の階段にて。体長約3ミリ。小さい割りに大きいアゴが特徴。
白桔梗(キキョウ)  08/07/14
コンクリート製東屋(通称パルテノン)付近にハムシダマシが異常に多く見られる。原因を探るとこの甲虫は白桔梗の枝折れたりして枯れかけたところに集まってることが分かった。生木の部分には、まったくいないのに不思議だ。
魅力的な採集地2  08/07/13
また08/06/08に続き、東側の山地を越えた林道に行ってきた。
コバネカミキリ  08/07/11
昼には野外に出られなかったが、夕方に裏山を覗いてみた。倒木の陰に潜む当種を発見。ウスバカミキリ系の頭部をもつことが判る。灯火にも来るというがこれまで見たことがない。夕方の暗い条件が良かったようだ。
ルリツヤハダコメツキ  08/07/10
2センチもある大型コメツキ。瑠璃色に輝きよく目立つ。
センチコガネ  08/07/10
晴れだと蒸発乾燥するので期待できない側溝トラップも朝から曇りだとなんとなく期待してしまう。指つかみに躊躇・・いや、勇気のいる甲虫だ。
チャイロチョッキリ  08/07/10
体長約6ミリ。図鑑だと茶色だが、生体は鮮やかなオレンジ色である。全身長毛につつまれる。
セコブナガキマワリ  08/07/10
体長約8ミリ。幣かけの滝の観光看板に張り付いていた。上翅はアオバナガクチキのような美しい金属光沢だ。個体によっては濃金緑〜藍紫色と変化する。前胸と上翅前半は大きく凸凹に波打ち、それが「セコブ」の名前の由来となったのだろう。
カバイロビロウドコガネ属  08/07/09
体長約9ミリ。黒い頭部だけが光沢をもつ。保育社甲2図鑑ではワタリビロウドコガネが最も近いと思われるが生息域が異なる。「近縁種が7種ほど知られている」と補足文に、このなかかなぁ・・・と。
不明種  08/07/09
体長約6ミリ。ハナノミの体長は頭部〜翅端までで尾節板を含めないのだという。裏山の土止めしきりに使用した廃丸太に付いていた。はっきりとした斑紋があるが、当てはまる種にたどりつけなかった。
側面像  08/07/09
・・・・・・・・・。
オオクチキムシダマシ(黒個体)  08/07/08
とうとう切り株の樹液が枯れたが、オオクチキムシダマシだけはまだ走り回っている。まだら模様が特徴の甲虫だが、黒い上翅の個体も存在するんだな。
アカガネサルハムシ  08/07/08
施設の白壁に張り付いていた。最近訪れていないが、北東駐車場の金網フェンスに絡むノブドウにたくさん生息している。
チビメナガゾウムシ  08/07/08
施設の白壁に張り付いていた。昨年は10月3日に記載しているので発生時期は季節に関係ないのか?
チビゲンゴロウ  08/07/07
昨晩明かりに来たのだろう、灯火下の砂から得られた。体長約2ミリと小さいためこれまで気が付かなかったのか。拡大すると複雑な模様が見える。
シロスジカミキリの複眼  08/07/07
左手だけでこのカミキリを掴むが、頭部をギコギコ動かすので触角も一緒に引かなければならない。巨大な腑節の爪も痛いが、一番に気をつけなければいけないのがニッパの歯ようなアゴである。これは凶器そのものである。
ムツボシタマムシ  08/07/07
立枯れ御神木の上部からチョコチョコ降りてくる甲虫がいる。捕らえたことの無い中型のタマムシだ!。捕獲可能な高さまで来るのを待ち慎重にとらえる。
ミドリシジミ  08/07/03
側溝トラップの手前に滝から続く川に架かる橋がある。橋から見下ろすとエメラルドグリーンに輝く美しい蝶がものすごい速さで飛んできて手前の木の葉に停まった。2メートルほどの距離だが水面からの高さは10メートルもあり、身を乗り出すと怖くて距離を縮められない。単焦点のデジカメではこれが精一杯であった。
トビイロカミキリ  08/07/03
本日の側溝トラップ採集品。触角と肢が黒色でアメイロカミキリなど近似種とは簡単に区別がつく。クリの花上やクス科の枯木に集まり、また、灯火にも来るという。
キノコホシハナノミ  08/07/03
体長約4ミリ。カワラタケによくついている。捕らえようとするとぴょんぴょん飛び跳ねて逃げるが、側面像を見る限り、とくにジャンプ器官はなく、おそらく腹節(尾節)を叩きつけているのだろう。
側面像  08/07/03
ハナノミは側面の面積比が大きい甲虫で、図鑑でも一部側面像が使われる。


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