甲虫雑感録69版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



クロハナムグリ  08/06/02
13ミリも体長があるといかにもでかく、オオクロハナムグリという別種が存在するのではないかと勘違いしてしまう。図鑑では最大14ミリ。
ニセヨコモンヒメハナカミキリ  08/06/02
上翅が白っぽく、ヒメハナカミキリに見えなかったので相当珍しいカミキリ種かと思ったらそうでもなかった。
ルリウスバハムシ  08/06/02
体長3.5ミリ。特に♂は長い触角を持ち4節=(2節+3節)x2。尚、♀の4節=3節x2。後肢腿節が肥大していることからノミハムシ亜科と思われがちだが、実はヒゲナガハムシ亜科ホソウスバハムシ属である。
ナガコメツキダマシ  08/05/30
裏山の放置されたコナラの伐採木上を走り回っていた。体長約7ミリ。触角の基部第1〜2節が黄褐色で、第1節が黒いホソナガコメツキダマシとの違いという。
ハバビロオオキスイ  08/05/30
いつもの樹液にて、なんとなく色彩が濃い感じのヨツボシオオキスイを手に取り、拡大してみるとこの近似種だった。当たり前に混在していたとは盲点を突かれた感じ。 比較画像
ルリコガシラハネカクシ  08/05/29
雨の間隙をぬって久々に樹液を訪れてみると瑠璃色のハネカクシが来ている。これまで生態にこだわって寸前で逃げられ画像にできなかった甲虫のひとつだ。でも今年は捕獲優先に徹することでなんとかモノにすることができた。嬉しい。
シロオビチビヒラタカミキリ  08/05/28
イタドリの葉上を走り回っていた。トラカミキリの仲間ではなかった。
ムネビロハネカクシ  08/05/28
ハネカクシの場合、図鑑と比較する全体像や触角のクローズアップの他に、体長が判るようにスケールと同時に写しこんだ画像も結構有用である。
ヒゲナガシラホシカミキリ  08/05/27
晴れてはいるが風が強く、こういう時こそトラップだと思い昨日に続き側溝にいってみたが・・・空振り。ふと傍らの草木に目をやると上翅に白点を並べるカミキリがいた。白点を持つのは♀だけという。
側溝トラップ(2)  08/05/26
山道に作られた側溝をはじめて見たときにこれは「トラップだ!」と感じたが、早速、様子を探りに行ってみた。ゴミムシ類が一番多く落ち葉を払うと一斉に逃げるがどれもおなじ種に見える。注)(08/05/22)画像の使いまわしです。
マガタマハンミョウ  08/05/26
飛べないゆえに側溝から脱出できなかったようだ。
コマルズハネカクシ  08/05/26
体長約7ミリ。円形の頭部を持つ。オオマルズハネカクシとの違いは体長。
ムネアカマルクビハネカクシ  08/05/26
渓流の落ち葉下や湿地帯の草の根際などに見られるという。体長7ミリ。
クロダンダラカッコウムシ  08/05/23
約5ミリ。ダンダラカッコウムシも否定できないが第一印象「黒っぽい」を尊重して。
クロケブカハムシダマシ  08/05/23
カミキリをはじめ似通った種がさまざまな科に存在する。ハムシダマシ(ゴミムシダマシ科)と判明したのは触角末端節が極端に長いことによる。さらに具体的な種の特定には触角の長さ比が(第11節=9節+10節)であったことによる。
側溝トラップ  08/05/22
通行止めの山道の補修工事で新たに側溝が作られたみたいで、出来上がった200メートルほどをチェックして歩いた。
ルリハムシ  08/05/22
キクビアオハムシかと思いながらもなぜか手に取ったのが良かった。・・・ということはこれまで何回かは見逃していたのかもしれない。
オオアカバハネカクシ  08/05/22
体長20ミリもある大型ハネカクシなので全体像は無理、で頭部と触角だけを拡大してみた。頭部中央を走る細い線を出したかったがもっと拡大しないと見えないようだ。
アカバハネカクシ  08/05/19
比較のためあえて登場。一見似ているこの2種の大型ハネカクシだが、種名に「オオ」が付くか否かは重要で属も異なりけっこう離れている。触角先端8節が数珠状。
コブヤハズカミキリ  08/05/22
新たに作られた側溝にて。時期が早いのは無理やり起こされたことを泥がものがたる。
不明種  08/05/22
ハムシ。
ヒラタカクコガシラハネカクシ?  08/05/21
樹液の中にいたハネカクシ。四角っぽい大きい頭部なのにコガシラとは面白い。また、複眼がとても小さいのも特徴のひとつでほとんど突出しない。なぜ?なのかというと図鑑の体長が7.0〜7.5ミリなのにこの個体は5ミリしかない。
アシナガオトシブミ  08/05/21
前胸の赤い固体も存在する。脚が長くないのは♀だから。
ヨツボシオオキスイ  08/05/21
樹液の常連とはいうものの、この種を見るのは4年ぶりである。それだけこの地域で樹液を見つけるのは難しい。
ハンノキカミキリ  08/05/20
縦位置から横に直したが意外にもヤラセではない。クーラーのドレンパイプにとまっていた。側に白樺の木があるので風雨で跳ばされたのかもしれない。
キノコ  08/05/20
ただの歪なキノコに見えるが裏返して驚く。オオキノコ(下の画像)3種が、それぞれ大量に入っていたのだ。1種だけなら分かるが、おなじ科同士これほど仲がいいとは異様な光景だ。
オオキノコ1  08/05/20
ホソチビオオキノコ?。大きさのバラツキが多く違う種が混じっている可能性もあるが。触角先端が円形とは面白い。
オオキノコ2  08/05/20
アオバチビオオキノコ?青、紫、黒、上翅の色は多様存在する。
オオキノコ3  08/05/20
これら3種の中ではいちばん大きい。
キオビホソナガクチキ  08/05/19
裏山の朽木にて大きくド派手なカミナリ模様の甲虫を発見。体長は約2センチ。今まで見たことがなかったのは珍品なのか?いや、図鑑には普通種で、積み上げられた薪などにみられるとある。
ヘリムネマメコメツキ  08/05/19
体長約3ミリ。小さい。
樹液  08/05/16
前に紹介した木の切株からは相変わらず途切れることなく樹液が流れ出ている。同時にいい具合に発酵も進んでいるようで、甲虫たちが群れている。よく見ると未掲載の新甲虫も何種類かみられ、今日はこの場所だけで終わりそうだ。
シラオビシデムシモドキ  08/05/16
樹液が発酵する前の早い段階から常時見られた。
ハコネエンマムシ  08/05/16
体長約5ミリ。植物食ではないのだが樹液にいたのはなぜ。 エンマムシの場合、上翅の縦線を背条といいゴミムシなどと逆の番号がつけられるみたいで、会合部に近いほうの第6、5背条が後ろ半分しかない特徴からハコネエンマムシとした。
ツツオニケシキスイ  08/05/16
体長約5ミリ。コヨツボシやアカハラケシキスイにも似ているが、より細長く、斜Z紋はこの種に違いない。
エゾベニヒラタムシ  08/05/16
ベニヒラタムシはよく見かけるが「エゾ」は初。両者の違いは1)第2、3触角比、2)前胸の形、3)上翅の光沢の違いといわれるが、並べてみるとどうも3)がいちばん確実な見分け方のような気がする。樹液に来たというより集まる虫が目的なんだろうけど、ここで3頭も見かけたのは樹液がポイントのようだ。
ヒレルチビヒラタムシ  08/05/16
体長約3ミリ。樹液の中を泳いでいた個体。


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