甲虫雑感録67版 


昼休みのチョッとした時間を利用た素人甲虫探し出す記です。いつもおなじ
フィールドだと、いづれネタ切れの不安もあるが、なぜか途切れることなく継続
している。次々と現れる新甲虫の不思議。大自然の深さと神秘、恵みに感謝。



ハイイロハナカミキリ  08/04/21
施設の外壁にはサシガメガやカメムシが結構張り付いている。ん!よくみるとカミキリではないか。
クロムネキカワヒラタムシ  08/04/21
体長約3ミリ。樹液が染み出している(なんの樹木か判らないが)伐採されたばかりの大木の切り株。表面に残るチェンソーの木屑の中からは2ミリほどのケシキスイに交じり見慣れないヒラタムシが潜んでいた。
アリノスハネカクシの一種?  08/04/17
体長約6ミリ。08/03/18同様、図鑑にピタリあてはまる種はないが、太い触角、長い脚、幅より短い上翅などの特徴からヒゲブトハネカクシ系かアリノスハネカクシ系を感じる。
ホソチビオオキノコ  08/04/16
昨日を上回る24℃を記録し、おびただしい甲虫が施設の白壁へ飛んでくるはずが・・・そうでもなかった。意外なところではオオキノコも飛んでくる。体長4・5ミリ。
クロマルエンマコガネ  08/04/16
ルーペを使用する撮影法は、ピントが一部しか合わないため、体高のあるこういった甲虫が苦手なんだなぁ。獣糞ならぬ施設の白壁にて。
マグソコガネ  08/04/15
最高気温18℃(盛岡)を記録し、おびただしい甲虫が施設の白壁へ飛んでくる。いちばん多いのはキクイムシ類だが意外なところでは糞虫も飛んでくる。体長5ミリ。
ツメクサタコゾウムシ  08/04/15
オオタコゾウムシ、アルファルファタコゾウムシとおなじ外来種。クローバーを食す。
ベニヘリテントウ  08/04/15
体長4.5ミリ。カイガラムシを捕食する。
アオゴミムシ  08/04/14
集団越冬の巣に当たった。その数50〜100頭。巣を崩しゴミムシ塊を明るくさらすと一斉に逃げて頭から砂に突っ込むものだから画像ではその多さを伝えることができない。
不明種  08/04/14
体長約6ミリ。河原の石起こしで獲られたことからババムナビロコメツキかもと期待するが体長や腹部のふくらみがチト違うようだ。前胸の上翅接合面に2スジの深い切れ込みがあることや、小楯板を取り囲む上翅が深くえぐれる特徴からハナコメツキ亜科か?。
ヒメサビキコリ?  08/04/14
体長6.5ミリ。図鑑でみるとハマベヒメサビキコリがもっとも近い形をしているがこの地は海岸線から相当離れているので違うだろう。ヒメサビキコリの体長8〜10ミリともだいぶ離れている。
アリモドキカッコウムシ  08/04/09
体長9ミリ。キクイムシが飛びかうこの季節、天敵であるこの虫も移動を活発化しているのか、木材以外の野外のいたるところで目にする。
アカネカミキリ 06/05/30
色彩配置がよく似ているアカネカミキリの過去画像を並べてみた。う〜んそっくりだ。おそらくアリモドキカッコウに毒があり(根拠なしだが腹のオレンジがいかにも怪しい)天敵を欺くカモフラージュなのだろう。なんで天敵の避ける色彩形体をここまで忠実に獲得できたのか不思議だ。
スジミズアトキリゴミムシ  08/04/09
体長約5ミリ。職員駐車場のアスファルト上を走り回っていた。メダカチビカワゴミムシにしては上翅のまだら模様がみられないため、念のため捕獲してみるとこのゴミムシ種であった。
ホソハナコメツキ  08/04/08
体長7.5ミリ。上翅は光沢があり一瞬ヒメカネコメツキ属を連想する。触角第3節は第2節の約2倍の長さ。ハート型の小楯板を取り囲む上翅が深くえぐれる独特の形はハナコメツキ亜科の特徴である。
キノカワハネカクシ属  08/04/08
体長約6ミリ。前胸後半に凹みがあるのでセミゾキノカワハネカクシかアカバキノカワハネカクシが候補にあがる。
コヒメヒョウタンゴミムシ  08/04/07
体長約6ミリ。(図鑑では5.4〜5.9ミリ)前胸は基部に向い多少広がる。ヒメヒョウタンゴミムシと異なり頭楯と前頭を隔てる横溝がない。河原の石起こしで獲られた。
コスナゴミムシダマシ  08/04/07
体長約7ミリ。砂地性で本属中もっとも普通とあり、石の下や落ち葉の下から得られる。
ヒラタヒサゴコメツキ♂♀  08/04/07
河原の石を起こすと下から出てくる代表甲虫。10頭ほど獲られたがどれも♂が小さく♀が大きい(♂6ミリ、♀8ミリ)。♂の後翅の有無を確認しようとあけてみた・・・すると上翅の3/4ほどに短く細く退化した後翅があらわれた。これじゃ飛ぶことができないゎ。
ミズギワ系ゴミムシ  08/04/07
体長約6ミリ。河原の石起こしで見つけたので分からないが一応ミズギワ系とした。肩と会合部が他より幾分明るくなっている。
森の番小屋  08/04/04
あたり一面に見えるのはふきのとう。開花した花にはムネアカチビケシキスイが群れている。
オオメチビツヤムネハネカクシ  08/04/03
体長約6ミリ。図鑑では4.5〜5ミリとなっているが乾燥標本との違いかもしれない。著しく大きい複眼はヤマトオオメハネカクシをしのぐスケールでまるでトンボの頭部。
ズグロホソオオキノコ  08/03/21
体長約3ミリ。枯れ木についている乾燥したキノコにて。
セスジハネカクシ系  08/03/21
施設の外壁のチェック。体長約3ミリ。腹部以外は光沢を欠く。
ハネカクシ比較  08/03/21
アカバナガハネカクシ(9ミリ)とセスジハネカクシ(3ミリ)。だいたいこれら2種の大きさが常用するレンズの射程圏内。
メダカチビカワゴミムシ  08/03/21
日が当たり暖かくなった花壇に目を凝らすとメダカチビカワゴミムシが現われ走り始めた。甲虫シーズン開始の合図みたいだ・・・。かつて、このゴミムシ1匹だけの撮影のため昼休み時間すべてを費やして追っていた。今はとりあえずケースに捕獲し、後から動きの鈍くなった瞬間を狙う。なんと時間短縮の合理化なんだろう。
アリノスハネカクシの一種?  08/03/18
体長約6ミリ。図鑑にピタリあてはまる種はないが、太い触角、長い脚、幅より短い上翅などの特徴からヒゲブトハネカクシ属アリノスハネカクシ族あたりがちかいかなぁと。
ヒラタケシキスイの一種  08/03/13
最高気温が10度を越えたので日当たりの良い南斜面の落ち葉を払い、甲虫を探してみた。今年の初収穫は体長約3.5ミリのケシキスイ。片触角が機能していないところをみると越冬個体だろう。ビーティングでシーズンを通してよく見られるケシキスイだが種名は近似種が多く絞れない。
冬眠  07/11/xx
野外活動はすでに休止している。11月は晴れて穏やかな日もあるが、突然厳冬期モードに切り替わることもある。
冬眠  07/11/xx
現在JavaScriptを外す作業をしている。上画像↑のオンマウスでこの冬景色に切り替わる仕組みだったが、ただ並べるだけに変更した。
デジカメ紹介  07/11/12
愛用のデジカメはフジフイルムのf402。5年も前の200万画素デジカメで、レンズがほとんど繰り出さない単焦点の特徴からか代用ルーペ↓との相性がよく手放せない。
ルーペ代用品  07/11/12
たまたま試した天体望遠鏡用アイピースOr25o(国際光器谷光学)が想像以上のルーペ性能を示し、以後デジカメに接着する拡大レンズとして常用することになる。
この製品は現在も製造販売しているようで興味のある方は以下のURLをコピペして覗いてみてください。製品No.1019
http://www.kkohki.com/products/OR.html
Orの光学系  04/07/12
1880年、ドイツ・カールツァイス社において顕微鏡の接眼レンズ用として開発された光学系だが性能があまりに良かったため天体望遠鏡のアイピースとして転用され、オルソスコピック(歪みがないの意)称号を得る。120年ほど前の顕微鏡といえばこの真鍮鏡筒全盛の頃か?犬山市明治村にて。
撮影  07/11/12
アイピース視野環部分を取り外してデジカメに接着する。 合焦位置はルーペ前方10〜15ミリあたりで、 左手に甲虫を入れた釣り用の小分けケースを持ち、レンズを密着させて撮影する。つまり、両手を固定すればカメラブレは存在しないわけで、採光と甲虫の動きだけに気を使う。
スネナガトビハムシ属  07/10/29
ナトビハムシ、ダイコンスネナガトビハムシなどを含むこの属は触角が10節しかないのが特徴。9節のヒゲブトノミハムシ属(07/09/25)に続く触角節数の少ないハムシ2属の紹介。
ケシガムシの一種  07/10/26
体長が3ミリはある巨大なケシガムシ。一ヶ月ぶりに深い森に入ってみた。蚊は少なくなったがハエがまだ多い。獣の毛が散らばっている場所があり、こんなところで肌の露出した顔や手にハエがヒタヒタとまるのはあまり気持ちがいいものではない。
不明種  07/10/26
体長約4ミリ。キムラチビツノゴミムシダマシやコチビツノゴミムシダマシに近いと思われるが、角がない。図鑑には♂♀の違いが記述されていないため、これらの♀なのか、あるいは別種なのか不明。
ノコギリホソカタムシ  07/10/23
かなり朽ちた立ち枯れに張り付いていた。体長約5ミリ。上のゴミムシダマシと科を越えておなじ方向に擬態しているのが面白い。
ツヤムネハネカクシの一種  07/10/18
落ち葉の下から得られた個体。体長約10ミリ。小楯板が無点刻なことからチャイロツヤムネハネカクシとも異なるようだ。
ヨツメハネカクシの一種  07/10/17
落ち葉の下から得られた個体。走っている画像なので体長が5ミリほどに伸びているが、乾燥標本にすると特に腹部が縮み、約3ミリになる。で、後羽の有無を確認して、あればアロウヨツメハネカクシ、無ければナガサキヨツメハネカクシとなる。
ハネカクシ  07/10/17
落ち葉の下から得られた個体。体長約10ミリ。最も「ハネカクシ」らしい体形をしているが、逆に特徴が乏しく属も判らない。


                    次頁 ホーム 前頁